“一揉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとも90.9%
ひともみ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「美沢さんね、ホラお姉さまの愛人だった人ね、その美沢さんが、さっきここへ来ていたの。そして、一揉ひともめしたのよ。」
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
と、親子のあいだに一揉ひともめくらいはあるのが世間の通例なのに、この母子おやこはそうでない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬が居るようではともかくも人里に縁があると、これがために気が勇んで、ええやっと今一揉ひともみ
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)