一手柄ひとてがら)” の例文
そこで、まずそれを読んだというだけでも、一手柄ひとてがらさ。ところがそこへまたずぶ京伝きょうでん二番煎にばんせんじと来ちゃ、あきれ返って腹も立ちやせん。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
幸ひふもとの往來へ罷出まかりいで一當ひとあてあてんとぞんずるなり就ては御手下を我等に暫時ざんじ貸給かしたま一手柄ひとてがらあらはし申さんと云ふ大膳かくと聞て左京殿に我手をかすはいと易けれど此大雪では旅人たびびと尾羽をは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)