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一己
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いつこ
ふりがな文庫
“
一己
(
いつこ
)” の例文
高直
(
こうぢき
)
に成り行き万民の難渋少からず、畢竟此者共荷高に応じ、広大の口銭を貪り取り候慾情より事起り、皇国の疲労を引出し、
一己
(
いつこ
)
の利に迷ひ、他の難渋を顧みず
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
一己
(
いつこ
)
の利益から云へば競争者の無い方が
好
(
い
)
い様な物の、
印度
(
インド
)
の本土一般に
亘
(
わた
)
つて日本
絹
(
シルク
)
の販路は無限である。日本商人の為に同業の競争者の多数に
起
(
おこ
)
る事を望むと言つて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
戸の外に筆記して居るものがあるも知れないです、——
若
(
も
)
し私
一己
(
いつこ
)
の野心から申すならば、今ま
空
(
むな
)
しく牢獄に
囚
(
とら
)
はれて、特に
只今
(
たゞいま
)
御話の如き暴行は、随分各国の
獄裡
(
ごくり
)
に実験せられた所ですから
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
“一己”の意味
《名詞・形容動詞》
自分一人。自分だけ。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
己
常用漢字
小6
部首:⼰
3画
“一己”で始まる語句
一己立