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一寝入
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ひとねい
ふりがな文庫
“
一寝入
(
ひとねい
)” の例文
旧字:
一寢入
これはとうに
一寝入
(
ひとねい
)
りした、隣の床にいる妻の声だった。妻は赤児に
腕枕
(
うでまくら
)
をさせ、ま横にこちらを眺めていた。
死後
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
土肥君は
彼
(
あの
)
鼠
(
ねずみ
)
の様な眼を
見据
(
みす
)
えて、やゝ不安な
寂
(
さび
)
しそうな面地をして居たが、皆に説破されて到頭泊った。枕を並べて
一寝入
(
ひとねい
)
りしたと思うと、余等は起された。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
大工
(
だいく
)
はそれなりうちへ
帰
(
かえ
)
って、ゆっくり
一寝入
(
ひとねい
)
りして、あくる日また、
何気
(
なにげ
)
なしに川へ出てみました。
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
金は今わしたちの部屋で旅の疲れを
癒
(
いや
)
すため、
一寝入
(
ひとねい
)
りさせているよ。
戦時旅行鞄:――金博士シリーズ・6――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“一寝”で始まる語句
一寝