一人立ひとりだち)” の例文
それは当り前のことであるが、自分が一人立ひとりだちの立場に置かれて、実際に事に臨んで見ると、改めて考えさせられることが多い。
ばばと黒犬に見える、——その隣室となりの襖際と寝床の裾——皆が沖の方を枕にしました——裾の、袋戸棚との間が、もう一ヶ所かよいで、裏階子うらばしごへ出る、一人立ひとりだちの口で。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
北海道へ来て、一人立ひとりだちで仕事をさせられて見ると、私は先生の影響を如何いかに強く受けていたかということを感ずるのである。