“駈歩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけあし66.7%
かけある33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誠に上古のギリシャ人は殆んど素足に近き恰好で、獣類の速歩はやあし、普通駈歩かけあし伸暢駈歩ギャロップと同じ体形で体を動かしていた。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
足音を立てないやうに、駈歩かけあし
それが今この場合に雪中を跣足はだし駈歩かけあるくのは、何か仔細があるらしくも思われるので、巡査も職掌柄、すぐその跡を追って行った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
重太郎はお葉の跡を追って、これも東西のきらい無しに山中やまじゅうを駈け廻ったが、容易に女を捉え得なかった。嶮岨けんそに馴れたる彼は、飛ぶが如くに駈歩かけあるいて、一旦はふもとまで降ったが又思い直して引返ひっかえした。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)