“一言二言”の読み方と例文
読み方割合
ひとことふたこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、その度に皮肉な御微笑を、あの癖のある御口元にちらりと御浮べになりながら、一言二言ひとことふたこと鋭い御批判を御漏おもらしになるばかりでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこで船長が、かわって電話機をとりあげたが、一言二言ひとことふたこといううちに、船長は、おどろきのこえをあげた。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
浮気女の豊艶な魔力におさえられて一言二言ひとことふたことうまいことを言われるとグニャグニャ相好をくずすだけが能だという、思えばかえすがえすもあさましい限りであった。
オモチャ箱 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)