“メリヤス”の漢字の書き方と例文
ひらがな:めりやす
語句割合
莫大小100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒の莫大小メリヤスの裏毛の付いたやつで、皺を延ばしてめた具合は少許すこし細くしまり過ぎたが、握つた心地こゝろもちは暖かであつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
浦和県知事間島冬道まじまふゆみちの催した懇親会では、塩田良三りょうさん野呂松のろま狂言を演じ、優善が莫大小メリヤス襦袢じゅばん袴下はかました夜這よばい真似まねをしたことがある。間島は通称万次郎、尾張おわりの藩士である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
まるで年の暮れに猶太ユダヤ人の莫大小メリヤス屋が、一ドル股引ももひきを九十九セントに「思い切り値下げ」して、「犠牲的大廉売」、「自殺か奉仕かこの英断!」なんかと楽隊入りで広告するような