“ストーヴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暖炉80.0%
煖爐20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女は一口の答もせず黙ってその手巾を指先でつまんだまま暖炉ストーヴそばまで行っていきなりそれを火の中へ投げ込んだ。ダヌンチオは別にしてその他の席に居合せたものはことごとく微笑をらした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
呉々くれ/″\も言つておくが、その晩暖炉ストーヴ周囲まはりに立つてゐた弁護士は五六人あつた。そしてたつた一人リンカンだけが霊魂たましひを焼栗のやうに黒焦にしないで済んだ。
「そんなら煖爐ストーヴでも据えてくれるがいいよ。」
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)