“オツシヤ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:おつしや
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オツシヤるとほりで御座ります。春は蛙、夏はくちなは、秋はイナゴまろ。此辺はとても、歩けたところでは、御座りませんでした。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さう思うて、姥たちも、覚えたゞけの事は、郎女様のみタマイブる様にして、歌ひもし、語りもして参りました。教へたなどオツシヤつては私めらが、バチを蒙らねばなりません。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれを、どうしろとオツシヤるのだ。尊いおつかさま。おれが悪かつたと言ふのなら、あやまります。著物を下さい。著物を——。おれのからだは、地べたに凍りついてしまひます。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)