“ウラジオ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:うらじお
語句割合
浦塩86.7%
浦潮13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかも浦塩ウラジオで亡くなったんです。旦那が領事館に関係のある人だったもんですから、あっちへいっしょに行きましてね。それから間もなくでした、死んだのは」
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
浦塩ウラジオに上陸し、鉄道経由にてハバロフスクに赴き、そこで、まもなく松方の一行と別れて単独行動を執ったが、それから九月十八日迄、十数日間の行動が不明である。
輝子はずそれを言って、浦潮ウラジオ仕込の旅の服を着た自分の子供を離座敷はなれ片隅かたすみに立たせ、年少とししたの女の児のかぶっていた赤い帽子なぞを脱がせてやった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
商品とかえられて持ちだされてきいたルーブル紙幣は、十二銭内外で、サヴエート国内でただ一カ所密売買をやっている、浦潮ウラジオの朝鮮銀行へ吸収されて行った。
国境 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
っかさんも知ってましたし、私も知ってました。ホラ、私は一度浦潮ウラジオから帰っていたことがありましょう。節ちゃんが何処かへ行っていたことがありましょう。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
浦潮ウラジオの姉さん」
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)