“浦潮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ウラジオ66.7%
うらじほ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輝子はずそれを言って、浦潮ウラジオ仕込の旅の服を着た自分の子供を離座敷はなれ片隅かたすみに立たせ、年少とししたの女の児のかぶっていた赤い帽子なぞを脱がせてやった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
商品とかえられて持ちだされてきいたルーブル紙幣は、十二銭内外で、サヴエート国内でただ一カ所密売買をやっている、浦潮ウラジオの朝鮮銀行へ吸収されて行った。
国境 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
ところで、今年は其の大連から浦潮うらじほの方まで行つて見ましたから、今度はのつけに亜米利加へ行つて、ずつと向うを巡廻して見たいと云つてゐらつしやいました。
忘れ難きことども (新字旧仮名) / 松井須磨子(著)