“アデ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あで
語句割合
安殿50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東宮坊の資材となつて残つたのが、第二の太子安殿アデ皇子の教材となり、平城天皇となられても、深くみついてゐた「奈良魂」の出所は、此等の巻々などにありさうに思ふ。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だから、クハの家に、奴隷ヤツコになつて住みこんだイニシヘアデびともあつた。娘の父にこき使はれて、三年五年、いつか處女に會はれよう、と忍び過した、身にしむ戀物語りもあるくらゐだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)