“わらじばき”の漢字の書き方と例文
語句割合
草鞋穿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斯うやって草鞋穿わらじばきになり田舎者の仮色こわいろつかい、大勢を騒がし、首尾よく往った所がたった八十両、成程是れはちいせえ、それに引換え旦那などは座蒲団の上で、くわえ煙管をしながら
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
網代笠あじろがさを深くかぶって袈裟文庫けさぶんこをかけて、草鞋穿わらじばきで、錫杖しゃくじょうという打扮いでたちです。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お千世の祖父じいの甚平が台所口から草鞋穿わらじばきの土足である。——これが玄関口から入ったら、あるいはこうはなかったろう。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)