“わらじば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草鞋穿93.8%
草鞋履6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やりかけておりました蒸籠せいろ修繕つくろいを片づけまして、煙草を一服吸うてから草鞋穿わらじばきのまま出かけましたのが、かれこれ四時頃で御座いましつろうか。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
心覚えが、その折曲おれまがりの処まで、店口から掛けて、以前、上下の草鞋穿わらじばきが休んだ処で、それから先は車を下りた上客が、毛氈もうせんの上へあがった場処です。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
幾人も、袴をくくり上げて、草鞋履わらじばきで通って行った。行列が、近づいてくるのであった。
三人の相馬大作 (新字新仮名) / 直木三十五(著)