“わらいごえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
笑声100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は喫茶店の店先までそっと歩いていったが、恰度ちょうどその時、中から女の笑声わらいごえがしたので、びっくりして、小さい中学生達はどんどん逃げ出しました。
その癖下坐舗したざしきでのお勢の笑声わらいごえは意地悪くも善く聞えて、一回ひとたび聞けばすなわち耳のほら主人あるじと成ッて、しばらくは立去らぬ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
女は短い笑声わらいごえを漏した。「いいえ。それではよろしゅうございます。どうせ起して貰うように頼んで置きましたから」
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)