“わかうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワカウド
語句割合
若人94.1%
壯年5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この年三のとりまで有りてなか一日はつぶれしかど前後の上天気に大鳥神社のにぎわひすさまじく、此処ここをかこつけに検査場けんさばの門より乱れ入る若人わかうど達の勢ひとては
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さうした文のとりつぎをする若人わかうど—若女房—を呼びつけて、荒けなく叱つて居る事が、度々見受けられた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さときぬを裂くが如き四絃一撥の琴の音にれて、繁絃急管のしらべ洋々として響き亙れば、堂上堂下にはか動搖どよめきて、『あれこそは隱れもなき四位の少將殿よ』、『して此方こなたなる壯年わかうどは』
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)