“ろすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ロスイ
語句割合
瀘水50.0%
鷺水50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その壮観に加えて、南蛮王孟獲もうかくもまた、眷族けんぞくをあげて、扈従こじゅうに加わり、もろもろの洞主どうしゅ酋長しゅうちょうたちも、鼓隊こたいをつれ、美人陣を作って、瀘水ろすいのほとりまで見送ってきた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲南うんなん瀘水ろすいあり
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
孔明の大軍は瀘水ろすいもうしろにして、さらに、前進をつづけていたが、幾十日も敵影を見なかった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俺たちはこれから瀘水ろすいの向う岸に移り、あの大河を前にして、うんと頑丈な防寨ぼうさいを築こう。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甲谷は彼らがそんなに振り返り始めると、ふと忘れかけている秋蘭の美しさを、再び思い浮べて彼らのように新鮮になった。ひきしまった口もと、大きな黒い眼。鷺水ろすい式の前髪。胡蝶形の首飾。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
御代の春ひきも秀歌をつかまつれ 鷺水ろすい
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)