瀘水ろすい)” の例文
その壮観に加えて、南蛮王孟獲もうかくもまた、眷族けんぞくをあげて、扈従こじゅうに加わり、もろもろの洞主どうしゅ酋長しゅうちょうたちも、鼓隊こたいをつれ、美人陣を作って、瀘水ろすいのほとりまで見送ってきた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲南うんなん瀘水ろすいあり
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
孔明の大軍は瀘水ろすいもうしろにして、さらに、前進をつづけていたが、幾十日も敵影を見なかった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俺たちはこれから瀘水ろすいの向う岸に移り、あの大河を前にして、うんと頑丈な防寨ぼうさいを築こう。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)