“ろしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盧振50.0%
露唇50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
待設まちもうけたる斉泰は、たゞちに符を発し使を遣わし、いて燕府の官属を逮捕せしめ、ひそか謝貴しゃき張昺ちょうへいをして、燕府に在りて内応を約せる長史ちょうし葛誠かつせい指揮しき盧振ろしんと気脈を通ぜしめ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
天下何事か為すからざらんや、と奮然として瓜を地になげうてば、護衛の軍士皆激怒して、すすんで昺と貴とをとらえ、かねて朝廷に内通せる葛誠かつせい盧振ろしんを殿下に取っておさえたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
鳶肩豺目さいもく結喉けっこう露唇ろしんなんというのは、物の出来る人や気嵩きがさの人に、得てある相だが、余り人好きのする方では無い。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)