“りんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臨清25.0%
凛凄25.0%
禀請25.0%
稟請25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二月、燕王河にしたがいて南す。盛庸兵を出して後を襲いしが及ばざりき。王遂に臨清りんせいに至り、館陶かんとうたむろし、つい大名府たいめいふかすめ、転じて汶上ぶんじょうに至り、済寧せいねいかすめぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
徐凱じょがいをして兵を臨清りんせいに練り、ひそか張昺ちょうへい謝貴しゃきに勅して、厳に北平ほくへいの動揺を監視しせしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
イザヤは其慷慨凛凄りんせいなる舌を其「時」によりて得たり、而して其義奮猛烈なる精神をもて、次ぎの「時」の民を率ゐたり、カアライルの批評的眼光を以てうかゞへば
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
総領事セワードはジェンキンスの報告に基づいて、本国政府に、自己を朝鮮開国交渉特使に任ぜられたいと禀請りんせいした。
撥陵遠征隊 (新字新仮名) / 服部之総(著)
磐は全家の東京に寄留せむことを静岡県庁に稟請りんせいし、兼て静岡に於ける「留守心得」を指定した。東京に於ける寄留先は「第二大区十五小区麻布南日窪町医師伊沢信崇方」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)