“りょしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虜将80.0%
呂翔10.0%
呂尚10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて孔明は、南安に使いをやって、さきに捕えておいた魏の帝族たる虜将りょしょう夏侯楙駙馬かこうもふばをこの地へ送らせた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
樊城はんじょうへ逃げ帰った残兵は、口々に敗戦の始末を訴えた。しかも呂曠りょこう呂翔りょしょうの二大将は、いくら待っても城へ帰ってこなかった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
袁譚えんたんは城を出て、その後備えを追撃した。そして殿軍しんがりの大将呂曠りょこう呂翔りょしょうのふたりをなだめて、味方に手懐てなずけ、降人として、曹操の見参にいれた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王の事を挙ぐるの時、道衍の年や既に六十四五、呂尚りょしょう范増はんぞう、皆老いてしこうして後立つといえども、円頂黒衣の人を以て、諸行無常のおしえを奉じ、而して落日暮雲の時に際し、逆天非理の兵を起さしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)