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りしゅう
ふりがな文庫
“りしゅう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
離愁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
離愁
(逆引き)
西東
(
にしひがし
)
長短の
袂
(
たもと
)
を分かって、
離愁
(
りしゅう
)
を
鎖
(
とざ
)
す
暮雲
(
ぼうん
)
に
相思
(
そうし
)
の
関
(
かん
)
を
塞
(
せ
)
かれては、
逢
(
あ
)
う事の
疎
(
うと
)
くなりまさるこの
年月
(
としつき
)
を、変らぬとのみは思いも寄らぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
旅をして歩く時に興に乗じてうたう歌、危険な山坂を超ゆる時、
魔除
(
まよけ
)
を兼ねて歌いつけの歌、心なく歌っても
離愁
(
りしゅう
)
の思いが糸のように長く引かれる。
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
勝入の
面
(
おもて
)
は、無感覚にみえる。すでに、勝敗もない。功利もない。現世との
淡
(
あわ
)
い
離愁
(
りしゅう
)
が、母の乳の香のする遠い過去までを、ふと、思いかえさしているだけだった。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
りしゅう(離愁)の例文をもっと
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