“よびか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呼懸50.0%
呼掛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人の声を聞き、姿を見ようとは、夢にも思わぬまで、遠く里を離れて、はや山深く入っていたのに、呼懸よびかけたのは女であった。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
雪枝ゆきえくものを呼懸よびかけた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
禰宜 (略装にて)いや、これこれ(中啓ちゅうけいげて、二十五座の一連いちれん呼掛よびかく)大分だいぶ日もかげって参った。いずれも一休みさっしゃるがいぞ。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と紫玉は、宵闇よいやみの森の下道したみち真暗まっくらな大樹巨木のこずえを仰いだ。……思ひけず空から呼掛よびかけたやうに聞えたのである。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)