“よししげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義鎮36.4%
吉重18.2%
至鎮18.2%
慶滋9.1%
美成9.1%
義重9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この殿様というのが、大友義鎮よししげ、後に宗麟そうりんと名を変えた人であります。この対面の時というのが、実に大変なものでありまして、ポルトガル商船の一行は、豪華版をひろげたのであります。
使いとして、これへ来たのは、松田重明の一子、ごんかみ五郎吉重よししげで、用がすむと早々に
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
阿波の城主蜂須賀至鎮よししげが城ぶしんの課役に出て、そこから国表へつかわしたその頃の書信の一節にも
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
在俗の名は慶滋よししげ保胤やすたね、世に内記の上人と云ふのは、空也くうや上人の弟子の中にも、やん事ない高徳の沙門しやもんだつた。
六の宮の姫君 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
山崎美成よししげの書いた物にこの年号の考あったと覚ゆれど今ちょっと見出さず。
木曾の木曾義昌よしまさへも、使いが出してある。常陸の佐竹義重よししげへも数度の密使が通っていた。そのほか地図屏風に見える細長い国の端から端まで、彼の外交網はゆきとどいていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)