“ようへん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妖変37.5%
窯変25.0%
耀変25.0%
葉片12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人物が、四十を過ぎて、まのあたり、艶異えんい妖変ようへんな事実にぶつかった——ちと安価な広告じみますが、お許しを願って、その、直話じきわをここに、記そうと思う。……
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
要するに、火山丘の熔岩の妖しい美しさは、地球というかまの中でつくられた窯変ようへんの美しさである。
黒い月の世界 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
また「耀変ようへん」なるものを尊んだが、これまた「無地紋」とでもいおうか。無地のままで、無限のあやなのである。「楽焼」の如きはこの美しさを意識的に追った茶器である。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
葉片ようへんは心臓状卵形でとがり、葉縁ようえん針状歯しんじょうしがあり、花後かごにはその葉質ようしつかたくなる。かく小葉しょうようが一ように九へんあるので、それで中国でこの草を三葉草ようそうというのだが、淫羊藿いんようかくというのがその本名である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)