“よいづき”の漢字の書き方と例文
語句割合
宵月100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何程いくら急いでも只今の十時、其の頃の四ツ余程𢌞りました頃で、五日の宵月よいづきに傾きほのぐらく、庚申塚までは三町ばかり手前の所まで参りますと、馬は自然に主人の危難を悟ったものか
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
右手に薩州お蔵屋敷の森がこんもりと宵月よいづきに浮んでいた。
宵月よいづきころだつたのにくもつてたので、ほしえないで、陰々いんいんとして一面いちめんにものゝいろはいのやうにうるんであつた、かはづがしきりになく。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)