“ゆふづくよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
夕月夜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕月夜ゆふづくよといふのは夕月ゆふづきといふことでなく、月夜つきよつきのことです。で、夕月ゆふづきころといふと、新月しんげつ時分じぶんといふことになります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
この歌はすでに選出した、「夕月夜ゆふづくよ心もしぬに白露のおくこの庭に蟋蟀こほろぎ鳴くも」(巻八・一五五二)に似ているが、「浅茅がもとに」というのが実質的でいいから取って置いた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
はるさればくれ夕月夜ゆふづくよおぼつかなしも山陰やまかげにして 〔巻十・一八七五〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
夕月夜ゆふづくよあかとき闇のおぼほしく見し人ゆゑに恋ひわたるかも (同・三〇〇三)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)