“ゆうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雄心37.5%
又新25.0%
勇深12.5%
勇進12.5%
有心12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それもただ、地のけんを守って、生きながらえていようというだけの消極的なものではなく、昌幸も次男の幸村ゆきむらも、実は、鬱勃うつぼつたる雄心ゆうしんを蔵していた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私らの子供のころの郷土紙は「神戸又新ゆうしん」であった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
勇深ゆうしんなる者は温柔おんじゅうなる者、愛情あいじょう深き者は大胆だいたんなる者なり)
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
家のため主公のためとあれば必敗必死ひっぱいひっし眼前がんぜんに見てなお勇進ゆうしんするの一事は、三河武士全体の特色、徳川家の家風なるがごとし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
無心むしん有心ゆうしんに変るまでにはある時がかかった。驚ろきの時、不可思議の時、疑いの時、それらを経過したあとで、彼女は始めて棒立になった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)