“やまべのあかひと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山部赤人60.0%
山辺赤人40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何も柿本人麿かきのもとのひとまろ山部赤人やまべのあかひとだけが大歌聖ではなく、読み人知らずの歌に、どんなに優れたものがあるでしょう。万葉を生み出した背後の雰囲気は、驚くべきものだと思います。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
山部赤人やまべのあかひとなども、この黒人くろひとに、せてつくつたとおもはれるものがあります。たとへば
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
万葉まんよう』の歌人山辺赤人やまべのあかひとになりますと、自然の景色をうたうことが最も得意でありました。柿本人麿かきのもとのひとまろにしましても景色を諷った歌もたくさんにあります。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
天地あめつちのわかれし時ゆ、神さびて」と歌った山辺赤人やまべのあかひとは旅人であった。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)