“やたいみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屋台店77.8%
家台店11.1%
浮舗11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はその多少、オランダ風の屋台店やたいみせの前へ立って、その金色の球のなめらかな運動の美しさに見惚みとれたものである。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
こんな野郎が此の町中をのそ/\歩きやアがるんで、夜商人よあきんどの蕎麦屋だの家台店やたいみせなどはのくれえ困るものが有るか知れねえから、殴り倒してやろうと思い、手頃の板子いたごを一枚持って
亀沢町の邸には庭があり池があって、そこに稲荷いなり和合神わごうじんとのほこらがあった。稲荷は亀沢稲荷といって、初午はつうまの日には参詣人さんけいにんが多く、縁日商人あきうどが二十あまり浮舗やたいみせを門前に出すことになっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)