“やそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弥惣28.6%
野草28.6%
八総14.3%
彌惣14.3%
野艸14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三たび目の野草やそうの花が咲いた。彼は某日あるひ水を飲むために谷川の岸に出た。狭い流れではあるが滝のように流れ落ちる水が岩にぶっつかってすさまじい光景を呈していた。
仙術修業 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
八総やそうを過ぎ中山峠をえ、荒海川に沿うて田島に出で、大川沿いを楢原村に達し、ここに暫く御逗留の後、引返して田島から駒止峠を踰えて山口に出で、伊南川に沿うて下り
尾瀬の昔と今 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「紅屋の居候のやうな支配人のやうな彌惣やそうといふ男が、昨夜土藏の中で變死したさうだよ。檢屍は今日の巳刻よつ(十時)今から行つたら間に合はないことはあるまい」
もしそれ山花野艸やそうに至りてはこれに異なり、その香馥郁ふくいくとしてその色蓊鬱おううつたり。隻弁単葉といへども皆ことごとく霊活ならざるなし。自由の人におけるその貴ぶべきことけだしかくの如し。