“やすべえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
安兵衞71.4%
安兵衛28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしには兄弟も親類もございませんゆえ、たれあって育てる者もないところから、店受たなうけ安兵衞やすべえさんに引取られ、四歳よッつの時から養育を受けまして、只今では叔父分となり
しても気心の知れない者に気兼きがねをするのもいやだし、五人組の安兵衞やすべえさんなどは、無い子では泣きを見ないからいっそ子の無い方がいと云う側から子が出来て、今度ので十二人だてえます
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「中津川の万屋よろずやから届けて来たんですよ。安兵衛やすべえさんが京都の方へ商法あきないの用で行った時に、これを預かって来たそうですよ。」
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
御免安ごめんやすで通っている乾分こぶん安兵衛やすべえである。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)