“やじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野人84.6%
夜陣7.7%
野陣7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝臣ちょうしんとなり、転じて自由党に参加して野人やじんとなり、代言人となった彼は、自由民権といい、四民平等ということに、どんなにか血をかしたのであろう。
この辺は、かん高祖こうその大軍をやぶった古戦場である。またかの有名な項羽こうう虞美人ぐびじんが最期の悲涙を濡らして相ようした烏江うこう夜陣やじんのあとも近い。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その甲府と小太郎山こたろうざん中間ちゅうかんあたり、すなわち釜無川かまなしがわのほとり、韮崎にらさき宿しゅくから御所山ごしょやますそあたりにかけて、半里あまりの長さにわたっている、人である、火である、野陣やじん殺気さっきである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)