“もひとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水取50.0%
最一人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに大后は、御綱栢を御船に積みてて還りいでます時に、水取もひとりの司に使はゆる、吉備の國の兒島の郡の仕丁よぼろ、これおのが國に退まかるに、難波の大渡に、後れたる倉人女くらびとめの船に遇ひき。
こは嘲咲あざわらふぞ。かれその弟宇迦斯、こは宇陀の水取もひとり等が祖なり。
そのオトウカシは宇陀の水取もひとり等の祖先です。
隣村から応援に来た最一人もひとりの背のヒヨロ高い巡査、三里許りの停車場所在地に開業してゐる古洋服の医師いしや赤焦あかちやけた黒繻子の袋袴を穿いた役場の助役、消毒器具を携へた二人の使丁こづかひ、この人数にんず
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「どうして、まだ五里もある」、と最一人もひとりの男が言つた。
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)