“ものも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
物思44.4%
物持33.3%
物念11.1%
物申11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐寺の日なかの照りに物思ものもはずきほひし夏は眼もみにけり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
今も屋敷やしきの周囲には堀ありて水を通ず。刀剣馬具あまたあり。当主は安倍与右衛門よえもん、今も村にては二三等の物持ものもちにて、村会議員なり。安倍の子孫はこのほかにも多し。盛岡の安倍館あべだての附近にもあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
さよなかに友よぶ千鳥物念ものもふとわびるときに鳴きつゝもとな (巻四、相聞、大神女郎)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
さよなかに友よぶ千鳥物念ものもふとわび居るときに鳴きつつもとな (大神女郎)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
物申ものもう、講釈師、桃牛舎南玉の住居はここかの」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)