“もちづき”の漢字の書き方と例文
カタカナ:モチヅキ
語句割合
望月100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「不足を言えば、たぼが一枚欠けているだけのもんだ、この席へ、いま聞いたような咽喉のどが一本入れば、それこそ天上極楽申し分ないのだが——望月もちづきのかけたることのなしというのはかえって不祥だよ、この辺で浮きなよ、浮きなよ」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
望月もちづきである。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この世をばわが世とぞ思ふ望月もちづき
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
弁信が先に立って、米友が後ろについて、二人連れでここまで来たのですが、今ぞ鳴くらん望月もちづきの、関の清水を打越えても、これやこの行くも帰るも、蝉丸の社をくぐって来ても、二人ともに口をかなかったものですから
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すみわたれる望月もちづきの空に、トリヴィアが、天のふところをすべて彩色いろど永遠とこしへのニンフェにまじりてほゝゑむごとく 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
朝夕に天体の運行を仰いでいた人々には、いわゆるニルヤりがありカナヤ望月もちづきが、冉々ぜんぜんとして東の水平を離れて行くのを見て、その行く先になお一つのよりとうとい霊地の有ることを認め、人間の至願のそこに徹しそこに知られることを期したのは、或いは天の神格を認めるよりは前であったろう。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
木暮武太夫と申す大家さまが真実な人で、種々いろ/\云ってくれましたから、お前さん此処へ参ると、望月もちづきと云う書画なぞの世話をする人がって、其の人に道具を東京で買ってもらい、此処へ茶見世を出して居りますのも、大家さん方に願ってお話をして
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
この世をばわが世とぞおもふ望月もちづきの——
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)