“もちあはせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
持合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体富豪かねもちひと招待せうだいするのは、何か見せつけ度いとか、何か強請ねだり度いとかいふ時に限る事で、もしかお客が一かう物に感心しなかつたり、何一つ持合もちあはせの無い男だつたら
はく銅の持合もちあはせが無いので一人が十銭銀貨をなげ入れると、彼は黒い大きなたいなゝめに海中に跳らせて銀貨がだ波の間を舞つて居る瞬間に其れを捉へてあがつて来る。ベツクリンの絵の中の怪物の心地がした。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)