“もず”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モズ
語句割合
百舌35.5%
33.1%
百舌鳥28.9%
毛受1.7%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向うの楊の木から、まるでまるで百ぴきばかりの百舌もずが、一ぺんに飛び立って、一かたまりになって北の方へかけて行くのです。
鳥をとるやなぎ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
つぐみやもずが、なんのこともないように啼いていたが、パッと空へ立った。——民八は、気狂きちがいのように草の中へ駈け込んだ。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして百舌鳥もずの飛び立ってゆくあとを茫然ぼうぜんと見送るさまは、すこぶる妙で、この子供には空を自由に飛ぶ鳥がよほど不思議らしく思われました。
春の鳥 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
この天皇の御年八十三歳やそぢあまりみつ。(丁卯の年八月十五日崩りたまひき。)御陵は毛受もず耳原みみはらにあり。
鋭いもずの鳴声が晴れた空に快く響く。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)