“もしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摸写50.0%
喪紗16.7%
喪車16.7%
模写16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、N氏は金沢にいる間に、色々の家にのこっている古い時代からの九谷の精密な摸写もしゃをつくって見たいといっていた。
九谷焼 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
太鼓に喪紗もしゃをつけ小銃を逆さにした二大隊の兵士、帯剣した一万の国民兵、国民軍の砲兵隊、などがひつぎを護衛していた。棺車は青年らに引かれていた。
ひげをはやし髪の毛を長くした二十人ばかりの青年が、ある喫煙珈琲店エスタミネにはいり込み、やがて間もなく出てきたところを見ると、喪紗もしゃのついた横の三色旗を一つ押し立て
予の坐像を乗せた喪車もしゃには、座壇の前に一さんの燈明をとぼし、米七粒、水すこしをくちにふくませ、またひつぎ氈車せんしゃの内に安置して汝ら、左右を護り、歩々粛々しゅくしゅく、通るならば、たとえ千里を還るも
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「先生、いかがでござりましょう。それを模写もしゃして頂くわけにはまいりますまいか」
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)