“めじろお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目白押50.0%
目白推16.7%
眼白押16.7%
繍眼児押16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さくから、あるいは屋根にまで登って、日の丸の旗をってくれていた職工さんや女工さんの、目白押めじろおしの純真な姿を、汽車の窓からみたときには、思わずなみだがでそうになりました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
芭蕉死後幾多の風騒の人が出て、俳諧史の頁を目白推めじろおしに埋めているのであるが、天明の蕪村に遅るること数十年にしてと流星の如く一人の俳人が生れておる。それが俳諧寺一茶である。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
みんなどんなに期待に燃えてこの酒場タベルナの郵便棚のまえにひしめくことであろう! すると、来てる来てる! 恋人から妻から娘から老母から! 眼白押めじろおしに立って
鏡一台の前にはいずれも女が二、三人ずつ繍眼児押めじろおしに顔を突出つきだして、白粉おしろい上塗うわぬりをしたり髪の形を直したり、あるいは立って着物を着かえたり、大胡坐おおあぐら足袋たびをはきえたりしているのもある。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)