“めいふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
冥福94.3%
名幅5.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東大寺の大仏開眼かいげんの日からかぞえると七年目、天平てんぴょうもすでに末期の宝字三年、鑑真がんじん聖武しょうむ天皇の御冥福めいふくを祈りつつ草創した寺と伝えられる。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
MRミスタ・タチバナ! 私共の太子殿下は……太子殿下は……お果てになりました。もう万事おしまいです! さあどうぞ! 殿下のために冥福めいふく
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
長「大層誉めました、此の位の名幅めいふくを所持している者は、此の国にゃア領主にも有るまいとの評判で、お客振りもひどく宜しゅうございました」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
とこを見れば、東山ひがしやま名物でもありそうな名幅めいふくがかかっていた。花器を見れば、砧青磁きぬたせいじとおぼしき耳附みみつきびんに、ってけたばかりのような牡丹ぼたんのつぼみが笑みを割りかけている。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)