“みょうりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妙了50.0%
明了50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時これを惜んで一夜ひとよを泣き明したのは、昔抽斎の父允成ただしげの茶碗の余瀝よれきねぶったという老尼妙了みょうりょうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
髪をり髪をうことにも、陸は早く熟錬した。剃ることには、尼妙了みょうりょうが「お陸様がって下さるなら、頭が罅欠ひびかけだらけになってもい」といって、頭をまかせていたのでれた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
(『犀浦沙弥訓さいほしゃみくん』にいわく、「死時の心は、これ八識はっしき無記むき心にして、六識ろくしき明了みょうりょう心にあらざるなり。すでにこれ無記、すなわち苦楽あることなし」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)