“妙了”の読み方と例文
読み方割合
みょうりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時これを惜んで一夜ひとよを泣き明したのは、昔抽斎の父允成ただしげの茶碗の余瀝よれきねぶったという老尼妙了みょうりょうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
髪をり髪をうことにも、陸は早く熟錬した。剃ることには、尼妙了みょうりょうが「お陸様がって下さるなら、頭が罅欠ひびかけだらけになってもい」といって、頭をまかせていたのでれた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)