“みずあさぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水浅葱55.0%
水浅黄45.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上着は紺色の闕腋けってきで、頭には折烏帽子おりえぼしかぶり、下には水浅葱みずあさぎ色の段袋を穿くという、これはすべて岡倉覚三先生の趣味から来たものであったが
美術学校時代 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
その返照へんしょうはいつまでも透明な黄のかすんだ青磁や水浅葱みずあさぎの西の空に、あかく紅く地平の積巻雲せきけんうんを燃え立たせた。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
とお婆さんは水浅黄みずあさぎの地に白く抜いた丸に田辺としたのを捨吉に指して見せた。気持の好い手拭地の反物が長くひろげられたのも夏座敷らしい。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
おかねはひどく酔っているようすで、坐り直そうとすると、膝が割れ、水浅黄みずあさぎの下の物があらわになった。