“みじたく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身支度63.6%
身仕度33.3%
化粧3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、すっかり身支度みじたくがおわると、バタバタ窓をしめて、かれもこの家を立ちかけたが、門口かどぐちでフイと一つの忘れ物を思いだした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
髪粧かみよそおい、何かの身仕度みじたくを小まめにととのえていたものでしょう、あとは、草履のひもを結ぶばかりに、すっかり身ごしらえを済ましている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
早くに化粧みじたくをすました姿に明るい灯影を浴びながらお座敷のかかって来るのを待つ間の所在なさに火鉢の傍に寄りつどうていた売女おんなの一人が店頭みせさきに立ち表われた。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)