“みけねこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
三毛猫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小猫は、やがてまる/\とふとつて、毛なみのうつくしい三毛猫みけねこになりました。家中のものは誰呼ぶとなく「三毛、三毛」と名をつけて可愛がりました。
身代り (新字旧仮名) / 土田耕平(著)
「ホーシュ君か。」ゴーシュはねぼけたようにさけびました。ところがすうと扉をしてはいって来たのはいままで五六ぺん見たことのある大きな三毛猫みけねこでした。
セロ弾きのゴーシュ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ねこほうも、「そらた。」というなり、三毛猫みけねこ虎猫とらねこ黒猫くろねこ白猫しろねこ、ぶちねこ、きじねこ、どろぼうねこやのらねこまで、これも一門いちもんのこらずきばをとぎそろえてかっていきました。
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)