“まんぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
漫然100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに今日こんにち状態ぜうたい如何いかゞであるか、外語研究ぐわいごけんきう旺盛わうせいはまことに結構けつこうであるが、一てんして漫然まんぜんたる外語崇拜ぐわいごすうはいとなり、母語ぼご輕侮けいぶとなり、理由りいうなくして母語ぼご
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
漫然まんぜん世と推移おしうつりて、道理上よりいえば人事の末とも名づくべき政事政談に熱するが如き、我輩は失敬ながらもとを知らずしてすえに走るの人と評せざるを得ざるなり。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私はどうして彼がそんな事を口走ったのか、まるで判断もつかず、漫然まんぜんと聞返した。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)