“まるばしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円柱69.6%
丸柱17.4%
圓柱13.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左右に開く廻廊には円柱まるばしらの影の重なりて落ちかかれども、影なれば音もせず。生きたるは室の中なる二人のみと思わる。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
右の丸柱まるばしらからけよってきたのは、白衣びゃくえ白鞘しらさやの刀をさしたひとりの六部ろくぶ、左からぬッと立ったのはすみ法衣ほういをまとって、色しろく、クリクリとした若僧わかそうである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紫霞門しかもんの風雨にれた圓柱まるばしらには
一点鐘 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)