“ましきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
増金66.7%
磨紫金33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わづか一人いちにん専用の特別一等室だけがふさがらずにあると聞いて、六百円の一等乗船券に更に一割の増金ましきんを払つてからうじて其れに載せることが出来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
で、私はいい工合にその寝室として当てられた最上の特等室に割込ませてもらった訳なのだ。無論増金ましきんは出したが、私のために庄亮君が宣伝これ努めたお蔭であるといっていい。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
電報で頼んで置いたから領事館に来て居た私宛の手紙を持つて居た。此処ここからビレスト停車場ステエシヨンへ行つて其処そこで乗替をするのである。切符の増金ましきんは二十五円五十五銭でいと云ふ事である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
篠掛すゞかけ 摺袴すりはかま 磨紫金ましきん 兜巾ときん かひ 貝詰かひつめ 護摩刀ごまたう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)